「まわしよみ新聞@ジェイコム阪急茨木版」発行!

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おくむら編集長のファシリで「まわしよみ新聞@ジェイコム阪急茨木版」が発行されました!おくむらさん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございます~!^^

参加者の方のコメントで「連歌みたいで楽しかった」というのがありました。これはぼくも常々、感じていたことで「連歌」はまさしく日本古来の「回読文化」が生み出した芸能のひとつだろうと思います。「まわしよみ新聞」と連歌の関連性は気になってます。

『万葉集』なんかは「防人の歌」に代表されるように現場主義的なんですな。それが平安時代に突入すると、公家さんたちは現地にいったことないのにひきこもり化して、空想で読むようになった。空想で読むから言葉のセンスが発達します。掛詞やらダブルミーニング、トリプルミーニングなんてことが行われる。しかし、これもそのうち限界が来る。ひとりの空想では限界がありますから。そこで連歌化していく。空想、連想をみんなで繋いでいくという芸能になる。基本、連歌も「連歌所」でやるもんですから。ひきこもり的な芸能文化で。そういうのを打ち破ったのが「逍遙する歌人・詩人たち」・・・つまり西行(和歌)だったり、宗祇(連歌)だったり、芭蕉(俳諧)だったりする。ひきこもり系と、逍遙系と。日本の芸能は、この2つの流れに揺籃されて大きく成長していった。

「まわしよみ新聞」も日本古来の「ひきこもり系文化」の末端に位置づけられるのかも知れません。いや、とりとめのない話ですが。